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2016-10-17  カテゴリ:PHP

Posted by yamada

[CMS]CMSという選択肢と外注する選択肢:オープンソース編

前回の記事の続きを書きたい。前回は完全オリジナルのCMSを外注するメリットとデメリットを書いた。
前回のまとめとしては「完全オリジナルのCMSは内製化を前提とするなら向かない」ということ。
今回はオープンソースのCMSを外注するメリットとデメリットを書きたい。

外注する場合提案を受けるときは大抵先方のオリジナルのシステム導入を促されるが、こちらから指定すればオープンソースのCMSを導入させることも可能だ。
実際「このCMSで」という注文を受けたという話は良く聞く。

 

オープンソースのCMSのメリットとしてはやはり一般化されていることだろう。
完全オリジナルやスクラッチのCMSはその開発元の社内にしかナレッジがないが、オープンソースのCMSはトラブルシューティングや改造、コア情報などのナレッジは調べればいくらでも出てくるくらいに一般的である。
例えば「Wordpress インストールできない」で調べれば475,000件のページが検索結果にヒットする。
その程度には事例などがあり、編集などといった修正に対応できるという事である。
オープンソースであればそれだけの事例があり、一般的であればあるほど中身を触る事のできるエンジニアは多くなる。

僕が経験した事として、(他人の)スクラッチで書かれたシステムと当時の流行だったMovabletypeの移行を担当した事があった。
MovabletypeはWordpress側に移行用のプラグインがあったため、そちらに記事ごと移行したが、スクラッチの方は妥協してもらわざるを得なかった。
スクラッチはやはり内製化するときに大きな障壁になる事は間違いないのである。

他にもスクラッチよりもサイトの所有権譲渡に対応されやすいという事もプラスの一つ。
ソースコードの開示されないとか「サイトの持ち物はあくまでも製作側」という事がほとんどない。

 

逆にオープンソースのシステムを使う事のデメリットとしては多様かつ柔軟な要望には対応できない事が多いという事。
そのCMSの性能や機能などにもよりけりだが、外部サービスとの連携や管理画面のカスタマイズなどはまず無理である。
その他にも色々と要望を出しすぎて相手が独自のプラグインなどを作った事で結局中身がブラックボックスになってしまう….
なんて事になるならば「初めから様々な要望に応えられるスクラッチビルドの方が良かったね。」なんてはなしにもなりかねない訳で。

そのCMSの限界がどの程度である事をクライアント側も製作側も把握する必要はあるし、
製作側も猫も杓子もプラグインとしないで「このCMSで出来る事はここまでです」と明確に線引きしておく必要がある。

 

これまでCMSを外注するメリットとデメリットを書いてきたが、そもそもCMSを導入しないという選択肢もある。
例えば月に1~2回しか更新しないようなサイトはCMSを導入する意味はほぼ無いし、更新業務がそこまで億劫でなければ静的コンテンツで対応する方がセキュリティホール的な意味でもサイトの表示速度的な意味でもユーザー向きである。

システム導入するにしてもどんなシステムを導入したいのか、外注先がどの程度の技術力でどの程度まで対応してくれるか。
そもそもそれが必要あるのかどうかを検討した上で外注先とは良い付き合いをしたいものだ。

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